広 尾 線(帯 広−広 尾)その1
帯広−依田−北愛国−愛国−大正−幸福−
昭和61(1987)年2月2日廃止)
※所在地は撮影当時のものです
帯 広 駅(北海道帯広市)
▲当時の帯広駅は3面5線で、広尾線は駅舎からいちばん遠い5番線から発着していました。
(1987.1撮影)
→
根室線・
帯広駅
依 田 駅(北海道中川郡幕別町)
▲昭和32(1957)年12月開業。ホームだけの駅でした。広大な畑作地帯の真ん中にあり、利用客はわずかでした。(1987.1撮影)
北 愛 国 駅(北海道帯広市)
▲昭和28(1953)年11月開業。ホームは片面。周辺に民家はそこそこありましたが、大きな道路から外れた場所にあり、利用客はわずかでした。(1987.1撮影)
愛 国 駅(北海道帯広市)
▲昭和4(1929)年11月開業。駅舎は昭和54(1979)年8月改築。ホームは片面。
「愛の国から幸福へ」の縁起切符で知られた駅。周辺には民家も多く、広尾線ではかなり利用客の多い駅でした。(1987.1撮影)
大 正 駅(北海道帯広市)
▲昭和4(1929)年9月に「幸震(こうしん)」として開業、昭和19(1944)年4月に「大正」に改称しています。駅舎は開業時のもの。ホームは対向式。(1987.1撮影)
幸 福 駅(北海道帯広市)
▲昭和31(1956)年8月に仮乗降場として開業、同年11月に正駅に昇格しています。
ホームは片面。開業時から無人駅でした。
幸震地区に福井からの移住者が多かったことが「幸福」という地名の由来ですが、その縁起のよい駅名が人気となり、無人駅でありながら駅付近の商店でも入場券が販売されていました。また、駅舎の内外にはこの駅を訪れた人が記念に貼り付けた名刺や定期券などで埋め尽くされていました。
ただし、訪れる人は非常に多かったですが、列車での利用客は少なかったようです。(1987.1撮影)