色内駅跡(手宮線)(北海道小樽市)
色内(いろない)駅は函館線の
南小樽駅から分岐し手宮駅に至っていた手宮線にあった駅です。
大正元(1912)年8月に仮停車場として開業、休止を挟み、臨時駅となり昭和37(1962)年5月旅客営業廃止。路線は貨物線として存続するも昭和60(1985)年11月3・4日に「さよなら手宮線手宮号」が運行されたのを最後に手宮線は廃止されました。
ただし、駅の変遷については資料により改廃の日付けが異なっていたり、臨時駅でありながら入場券が存在していたりと謎の多い駅です。
駅の位置は南小樽駅から1.1キロ、手宮駅から1.7キロ。
▲平成23(2011)年1月に現役当時とほぼ同じ場所に休憩所として復元されました。(2011.5撮影)
▲線路側から。手宮線の線路はほぼ全線にわたって残され、小樽の人気観光スポットのひとつとなっています。(2011.5撮影)
▲壁面には色内駅の資料が掲示されています。
あくまでも「休憩所」であるため残念ながら駅事務室は再現されていません。しかしながらかつての駅舎の雰囲気は伝わってきます。(2011.5撮影)