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保存駅舎・廃駅跡

中ノ郷駅跡(北陸線旧線)(滋賀県伊香郡余呉町)


北陸線の木ノ本−敦賀間の現在線は昭和32(1957)年10月に勾配緩和のためのルート変更によって誕生しました。
現在線は余呉駅の手前から大きく西に向きを変えていますが、旧線はまっすぐ北に進んでいました。
現在線が開通すると旧線は「柳ケ瀬線」と名を変え存続しましたが、利用客減少のため昭和39(1964)年5月に廃線となりました。その旧線に「中ノ郷駅」がありました。(2004.10.17撮影)

 

▲余呉駅から約2キロ離れた余呉町役場の前の国道365号線沿いに旧ホームが残されています。
この国道が旧線跡です。ちなみに木ノ本−中ノ郷間の当時の営業キロは4.6キロ。
右写真は旧ホーム上から木ノ本方を見たところ。右前方の建物が余呉町役場です。

 

▲ホームには駅名標が立っていますが、これは廃止後に記念に作られたものです。裏面には中ノ郷駅の歴史が記されています。                
なお、駅名が「中之郷」と表記されていますが、正しい駅名は「中ノ郷」です。


 

▲背後の公園(?)の片隅にゴミのように捨てられた駅名標が横たわっています。現在の駅名標の先代のもので、これも記念用に造られたものですが、より本物ぽいです。
ほとんど放置されている状態なのでいつ処分されてもおかしくありません。
「中ノ郷駅跡」へは余呉駅から徒歩約30分。
余呉駅にはレンタサイクルもあります(300円)。
また、木ノ本駅からバスの便もあります。

                    

 

 

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