道 ノ 尾 駅(長崎県長崎市)
▲明治30(1897)年7月開業と歴史のある駅。駅舎の建築年は不明ですが、大正末から昭和初期に建てられたといわれています。駅前広場は駐車場になっています。周辺は住宅密集地で、大きなスーパーなどもあります。
この駅舎は昭和20(1945)年8月9日の長崎原爆を経験した貴重な駅舎です。爆心地に近かった長崎駅や浦上駅が焼失してしまったため、この駅に救護所が置かれ、救援列車で海軍病院のある大村駅へ負傷者を運んだという歴史をもっています。(2009.1撮影)
▲ホームはもと対向式でしたが、現在は片面のみとなっています。(2009.1撮影)