


大 社 駅(島根県簸川郡大社町)


▲出雲大社参拝の下車駅だった大社駅は明治45(1912)年6月開業。駅舎は大正13(1924)年2月建築。外観、内部ともにたいへん立派な造りであまりにも有名な駅舎です。
1日の乗降客は1000人程度と多く、他の駅の少なさと比べても分かるように出雲大社のための大社線といった感じでした。
ただし、出雲大社へは少々距離があり、あまり便利とはいえなかったようです。
とはいえ、大阪からの直通列車があったり、遠方からの団体列車が乗り入れたりと、出雲大社参拝の玄関駅ということには違いありませんでした。
廃止後も駅舎は保存され、観光スポットのひとつとなっています。
(1988.4撮影)
一畑電車の出雲大社前駅はこちら
廃止後



▲廃止後の大社駅。大社線は平成2(1990)年3月31日に廃止されましたが、駅舎は残され、平成16(2004)年に国の重要文化財に指定されました。駅名標や発車時刻表も現役当時のままに保存されています。(2016.6撮影)

▲駅舎内。
(2016.6撮影)

▲ホーム。
(2016.6撮影)

▲ラッチのずらりと並んだ団体用出口は当時の出雲大社への参拝客の多さを物語っています。
(2016.6撮影)

▲ホームから見た駅舎と大社駅についての説明板。
(2016.6撮影)