


大 篠 津 駅(鳥取県米子市)
平成20(2008)年6月15日 廃止 (「米子空港」に移転・改称)


▲明治35(1902)年11月開業。鉄道建設のための資材や機関車を動かす石炭を搬入するため、山陰地方で初めて開通した境(現・境港)−御来屋間の6つの駅のうちの1つでした。
駅舎は昭和10(1935)年3月改築。昭和18(1943)年に美保基地(米子空港)が置かれ、駅周辺はたいへん賑わいました。しかし、昭和54(1979)年にジェット輸送機が配備されることになったため騒音対策として集団移転が行われたため、訪問時は周辺に人の気配は感じられませんでした。
米子空港の滑走路延長に伴う御崎口−中浜間の線路変更により、平成20(2008)年6月15日に境港方に800メートル移転し
「米子空港駅」に改称というかたちで廃止となりました。
(2008.2撮影)

▲駅舎内。(2008.2撮影)

▲改札付近。(2008.2撮影)

▲駅舎ホーム側と、別棟のトイレ。(2008.2撮影)

▲ホーム側から見た駅舎。(2008.2撮影)

▲対向ホーム側の待合所。(2008.2撮影)

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ホームは対向式。跨線橋は無く、反対側ホームへはホームの端まで迂回せねばなりませんでした。
(2008.2撮影)
※平成20(2008)年3月15日に交換駅が隣の中浜駅に変更され、この駅は棒線化されました。

▲左:ホームから見た米子空港。右:駅は米子市に属していましたが、移転後の所在地き境港市となりました。(2008.2撮影)
廃止後


▲廃止から13日後、解体中の大篠津駅。(2008.6.28撮影)
現役当時



▲平成14年当時。(2002.8撮影)


▲有人駅だったころ。駅入口には庇がありました。(1991.2撮影)