備前一宮駅舎　解体から新駅舎完成まで

←大安寺

吉備津→

　平成20(2008)年9月初め、新聞やテレビで備前一宮駅舎が老朽化のため９月末に解体されることになったとの報道がなされました。

9月7日訪問　駅には解体や改築といった案内はなく、普段通りのたたずまいでした。屋根瓦の社紋も無事です。

9月7日訪問　駅舎の岡山方に工事用の柵で囲まれた部分があり、うわさではここに新しい（仮設？）の改札が設けられるということです。

9月28日訪問　相変わらず9月7日・9月22日訪問時と変化なし。
９月末の解体なら、もう工事予告や新しい改札の案内がされているはずですが、それもなし。来週はついに10月ですが、何か変化が起きるでしょうか。

10月5日訪問　解体が予告された９月末を過ぎましたが、相変わらず変化なしです。案内もまだありません。
工事日が遅れることはよくあることです（上熊本駅や栃木駅など）。
これからも注目していこうと思います。

10月6日訪問

　10月5日の訪問時に「改築の案内は無し」と書きましたが、実はありました。小さな字で目立たなかったため、見落としていました。
本日10月6日に確認してきましたので報告します。（カメラを持っていなかったので写真はありません）
10月6日より工事開始、ホーム拡幅、改札口新設、待合所新設、工期は10月6日から12月24日、ということです。

10月6日19時訪問時点では10月5日訪問時と駅舎に変化はありませんでした。
新しい改札を造ってから現駅舎を壊すのか、現在の改札を使用しながら事務所部分を壊すのかは分かりませんが、いよいよ動きがありそうです。

10月19日訪問　駅舎の岡山方では鉄骨が立ち上がっていました。ここに新しい改札ができるのでしょう。

10月19日訪問　ホーム側から。現駅舎の解体は新しい改札が出来上がってからになると思われます。

10月19日訪問　現駅舎の総社方にも工事用スペースが設けられました。解体部材の置き場でしょうか。

10月26日訪問　新しい改札が使用開始になっていました。
自動改札と券売機があるだけで非常な簡素な造りです。ベンチもありません。

10月26日訪問　旧駅舎は閉鎖され、駅名看板も外されていました。

10月26日訪問　閉鎖された旧駅舎。ホーム側から。
いよいよ旧駅舎の解体も秒読み段階に入ったようです。

10月29日山陽新聞ニュースより　ついに駅舎の解体工事が始まりました。　　　　　　

11月2日訪問　旧駅舎は解体され姿を消しました。新しい改札にはベンチはありませんが、ホームにベンチが設置されました。
ホームには屋根がないので雨の日はつらそうです。以前は駅舎の軒で雨が凌げたのですが・・・

11月2日訪問　旧駅舎跡。ここに年内に新しい待合室ができると思われますが、どのようなものになるかはまだわかりません。

11月2日訪問　ホーム側から。白い鉄柵が残り、旧改札のあった位置を示しています。
「石棺の蓋」は動かされることもなくそのまま置かれています。

11月16日訪問　新待合室の基礎ができています。車いす用のスロープと待合スペースが設けられるように思われます。
現改札の屋根を見るとあきらかに増築を見越した構造です。現改札と新待合室は一体化されるのでしょう。
もしかすると吉備津彦神社への初詣客に対応するために窓口が設けられるかも知れません。
新待合室の完成までおよそ１か月。どのようなものになるか楽しみです。

11月30日訪問　新待合室の外観が分かります。壁は焦茶色でスチール製です。窓は格子が入り、ガラスは入らないようです。

11月30日訪問　ホーム側から見た新待合室とその内部。期待した窓口はできないようです。

12月7日訪問　まだ使用は開始されていませんが、見た目はほとんど出来上がっています。
新駅舎の総社方にはアスファルトのスペースが。タクシーの待機場でしょうか。

12月7日訪問　ホーム側から。新待合室の内部にはやはりなにもありません。
せいぜいベンチとゴミ箱が置かれる程度でしょう。
来週あたり使用開始になりそうな感じでした。

12月14日訪問　ついに新駅舎完成！　駅名板が掲げられるとやはり「駅舎」という感じがします。
地元の方の話によると12月9日より待合室が使用開始になったそうです。

12月14日訪問　新駅舎ホーム側より。待合室内にはイスとゴミ箱があるのみ。　　
旧駅舎時代からあった石棺は場所を動かさせることなく展示されています。（完）